よくある質問
なぜ総合型地域スポーツクラブ?
わが国では、行政主導型のシステムを見直す動きが活発になっています。スポーツにおいても、学校、スポーツ団体、企業、行政に多くを依存してきたシステムを、行政が支援しながら住民一人ひとりがスポーツ文化を地域の中で育て、生活の中に定着させていくシステムへの転換が必要です。
このためには、住民一人ひとりが自由時間やゆとりを主体的に活用し、文化としてのスポーツに理解を深め、それぞれのライフステージで継続的にスポーツに親しむ主体性を確立することが必要になります。
地域住民が主体的に運営する「総合型地域スポーツクラブ」は、地域のスポーツ行政、スポーツ団体の在り方などを含め、これからの地域スポーツの振興の仕組みを変えていくものです。
このような背景の中で、「スポーツ基本法」が平成23年8月に施行され、「総合型地域スポーツクラブ」を含め、生涯スポーツ社会の確立にむけて環境を整備していくこととなりました。
総合型地域スポーツクラブとは?
キャッチフレーズは 「だれもが・いつでも・どこでも」
もともとヨーロッパを中心に発達したスポーツクラブをモデルにしており、地域住民が自主的・主体的に運営するスポーツクラブであり、身近な学校や公共スポーツ施設を活用し、子どもから高齢者までだれもが生涯にわたってスポーツを楽しむことができることを目指しています。
総合型地域スポーツクラブの特徴
- 複数の種目が用意されている。
- 地域住民の誰もが年齢、興味・関心、技術・技能レベルに応じて活動できる。
- 定期的・継続的なスポーツを個々のスポーツニーズに応じてすることができる。
- 地域住民が関係団体と協力して主体的に運営する。
総合型地域スポーツクラブのめざすもの
総合型地域スポーツクラブのめざすものは、チームづくりのためのクラブではなく、豊かなスポーツライフ創造のためのクラブ、ひいては地域のコミュニティの核としてのクラブです。